私の仕事が助産師で30年前は出生率も高く、出産の場に立会い人は何故生まれてくるのだろう? と感じていました。人は人生の意味を考え各々の役割を自覚し生涯を全う出来る事で冥土に花を添えられると思っています。生老病死、生死は選べませんが生き様や死に様は人それぞれです。老いや病は少しだけ調整可能であり予防もできます。人の魂が永遠とするならば私達の肉体はかりそめ、まるで大海原に揺れる仮の船、いかに人生を元気に楽しく過ごせるかは自身の考え方や行動にあります。
現在は姑の介護を経験しながら高齢者の訪問マッサージ業と出張ツボ教室、ベビ-マッサ-ジ、母乳相談室など仕事にしています。地方の総合病院やクリニックで助産業務に携わったり鍼灸マッサージの治療家としても働いてきましたが残念ながら医療者として更年期の教育は十分ではありませんでした。自分が更年期を自覚したのは月経血量の減少と高コレステロール血症、骨密度の低下を指摘されてからです。そして自身でHRT(ホルモン補充療法)を選択し勤務先で処方を頂きました。自分でHRTを体験をする事で更年期の理解がより深まりました。更年期の時期の特性は他の人にも伝えたいと思っていたところ、ご縁がありMSTチームで学ばせて頂く機会がありシニアメノポーズカウンセラーの資格を頂きました。ストレスの多い社会、環境の中で孤立せず仲間と共に運動、睡眠、食養生、東洋医学も活用してセルフケアの大切さを一人でも多くの方々に正しく実践出来るように伝えられたら嬉しいです。